第一種、第二種、電灯式車止め標識

平成19(2007)年3月26日

状況

くりはら田園鉄道線の始点である

石越駅に設置されたエンドレール。

単式ホーム１面１線で構成されている

くりはら田園鉄道の石越駅。

しかし、ホーム反対側も線路脇まで同じ高さで駐車場らしきスペースになっており、

１線櫛形ホーム形状とも見て取れる。

櫛形末端には、第二種が若干第一種に埋もれる感じで設置されている。

また、始点を記す０キロポストが設置されている。

第一種の砂利盛りは、少し多めな感じである。

そして、砂利上には良い感じで苔の自生が広がっている。

長年この形状を保っていることが伺える。

第二種の足は黄色に塗色され、上部は黒バツなしの白色塗色となっている。

車止め標識には、なんと小振りながら電灯式が使われていた。

夜に訪れていないので、実際に点灯するのかは不明である。

一時期は、電気鉄道として活躍し繁栄をみせた歴史ある鉄道の始点とあり、

苔生す終端、少し贅沢と言うか見栄っぽい背伸び感のある電灯式車止め標識など

魅せてくれるエンドレールである。

平成19(2007)年4月1日廃止

第一種、第二種、第四種

平成19(2007)年3月26日

状況

くりはら田園鉄道線の終点である

細倉マインパーク前駅に設置されたエンドレール。

廃線直前の平日に訪問したが、

思いの外、訪問客が多く驚いた。

くりはら田園鉄道線終端は単線となっており、

細倉マインパーク前駅ホームからほんの少し飛び出た位置に設置されていた。

バラスト盛り、第二種使用のエンドレールとして典型的な終端構成となっている。

第二種は、ペンキが剥げ気味ながら、足は黄色に塗色、上部は白黒で「×」塗色されている。

また、小さいながら第四種も設置されている。

これは、線路脇や奥側が戸建ての商店や住宅になっているからと想像される。

鉱山町として繁栄した時代から衰退、廃線の歴史を重ね合わせると、

とても大切なエンドレールに感じる。

平成19(2007)年4月1日廃止