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概要

■日時   :  平成17年9月3日(土) 晴れ時々曇り

■目的   :  荒玉水道道路

■行程   :  高円寺陸橋下交差点 - 多摩川水道橋 - 砧浄水場 - 高円寺陸橋下交差点

 

 

行程メモ 往路

 

高円寺陸橋付、 社会教育センタの脇

 

今回は荒玉水道道路と言う、都内では珍しくひたすら真っ直ぐ

続く道路を辿る。

 

水道道路は東京都砧浄水場から続く水道管に沿って作られた道。というか、水道管の上にできた道。世田谷区砧浄水場から杉並区高円寺陸橋下交差点付近までの約9Kmの区間はほぼ直線道路になっている。

でも以外に高低差があり、車の抜け道になっていて交通量があるので自転車通行は注意が必要。

 

ちなみにこの水道道路の水道管事業全体の終了は昭和9年のこと。荒玉の「荒」は荒川、「玉」は玉川(多摩川)だが、荒川からの取水は行われなかった様だ。

正式名称は、東京都道428号高円寺砧浄水場線。

 

通行規制の標識

 

今回の始点は、高円寺陸橋下交差点から。

水道道路自体は、交差点から奥まった杉並区梅里1丁目から。

左上の画像は、青梅街道を荻窪方向へ高円寺陸橋下交差点から1つめの横道を入った所。ちょうど社会教育センタという施設の脇にあたる場所。

 

道なりにしばらく進むと右画像の様な通行規制の標識が現れる。東京都水道局によるもので、4トン以上の車両は通行禁止となる。ここからひたすら真っ直ぐな水道道路が始まる。

 

踏切から永福町駅を望む

 

快調に進み、善福寺川を渡り方南通り、井の頭通りを通過する。井の頭通りとの交差地点は、その名も「荒玉水道」と言う交差点名称になっている。

 

次に交差するのが、京王井の頭線の線路。踏切から永福町の駅を見ることができる。踏切付近は工務車両が置かれている。

 

 

水道局用地

 

井の頭線との交差を過ぎて神田川を渡ると次に現れるのが甲州街道。上を首都高4号線に覆われている。ちなみに水道道路脇は「いなげや」というスーパー。

水道道路と甲州街道の交点には横断歩道がないので一旦迂回して反対側に進む。中央分離帯はガードレールで完全に仕切られている。

 

反対側には、水道局用地と記された古めかしい碑が道路上に据えられている。彫られた字には手彫り感があふれている。

 

京王電鉄京王線 桜上水駅

次にある目標は、京王線の桜上水駅。

 

踏切横がすぐに駅ホーム。わかりやすい。

 

踏切の両端は商店街になっており、時間帯によっては人通りが多そうだ。

ひたすら直線。アップダウンあり

 

荒玉水道道路。周辺環境はまさに住宅街。

ほとんどの場所で両側とも一般住宅になっている。

 

桜上水の駅を過ぎるとまたも住宅街。ひたすら続く直線は気持ち良いが、以外に多いアップダウンにそろそろ運動不足の体がへばり始める。

 

夏場で日陰が得られないのも痛い。しかも住宅立地なので道路脇にコンビニが急に現れることはない。

 

水道管工事現場にて

桜上水駅から比較的長い区間(約2.5Km)を走ると環八通りと交差する。ここも甲州街道同様、交差地点に横断歩道がないので迂回する。

 

環八を過ぎると次は小田急小田原線の高架下を通過。

付近に祖師ヶ谷大蔵の駅がある。

ちなみに、この小田急線は通勤で使用しているので、普段は水道道路を上から見下ろしていた。

 

小田急線高架下を過ぎた所で水道管工事を行っていた。

邪魔と思いつつ見学させてもらう。

水道本管はこのだいぶ下に埋めてあり、これはその上の部分で本管ではない管と説明してくれた。

野川の脇にて

小田急線の高架下を通過後、次の目標は世田谷通りとの交差になる。

 

若干、世田谷通りを通過後の水道道路が分かりにくい。

 

世田谷通りを通過すると野川を渡る。

野川にかかる橋の脇には大きな水道管も一緒に架かっている。

多摩川水道橋

 

野川通過後は、道なりに進むと終点の砧浄水場に着く。

 

今回は都合により、多摩川を越えて登戸経由で久地と言う川崎市の陸の孤島とも言うべき場所に向かう。(平成17年現在勤めている会社の事業所があるので、自転車で行ってみたかったので…)

 

と言うことで、今回の往路終点は、とりあえず多摩川にかかる多摩川水道橋に設定。

 

水道道路から逸れて小田急和泉多摩川駅前通過後、世田谷通りに出て道なりに多摩川方面に進むと、小田急線と平行した橋がある。これが多摩川水道橋。自動車道も上り線と下り線で別の橋になっている多摩川にかかる主要橋。東京都と神奈川県の都県境でもある。

 

 

 

行程メモ 帰路

 

砧浄水場正門

 

陸の孤島から登戸・多摩川水道橋経由で東京都側へ戻る。

 

帰路始点を砧浄水場に設定したので、

多摩川沿いを少々(約1.5Km)下る。

 

多摩川河川敷の道から逸れて砧浄水場付近に到着すると、

敷地の裏側にあたる場所に出るので、正面へ回る。

 

日も落ちかけてしまったが、帰路始点の砧浄水場正門に到着。

 

突き当たりで振り返り、水道道路を見る

休憩もそこそこに出発。

往路をそのまま戻るので、道なりに進む。

 

野川を渡り、坂道を上るとマンションに突き当たってしまう。

浄水場方面からの場合、右折する。右手は幼稚園がある。

(画像だと振り返って見ているので(往路の状態)で左手に幼稚園。外壁で雰囲気がわかる)

世田谷通りとの分岐

幼稚園を右折してから、ゆるい坂道を左カーブで上ると

世田谷通りとの分岐点に出る。

 

目印は、クリーニング屋さん(ホワイト急便)の看板だろうか…

この辺で水道道路の特徴である直線性が一旦

失われいるので見過ごしやすい。

 

ちなにみ画像は、世田谷通り側からみた感じ(往路のイメージ)。

世田谷通りとの交差点付近

世田谷通りを横断。

この交差点は砧小学校と言う名称で、

変形五叉路なので分かりにくい。

 

水道道路は、世田谷通りをななめに突っ切る感じだろうか。

画像は、世田谷通りを横断して水道道路の高円寺方面を

見た感じ。

 

詳しくは こちら の周辺地図を参照。

高円寺陸橋

環八交差を過ぎた付近に「大宮八幡宮」があるので

寄り道をする。大宮八幡宮は東京のへそらしい。

夜なので神門奥までは入れなかったが、手前でお参り。

 

残りの行程は、往路をひたすら逆走。

終点の高円寺陸橋に着く頃には夜の闇に覆われていて、

ライトを点灯して走らないと危ない。

 

都内有数の直線ルート。ほどほどの高低差もあり良い運動

になるが、住宅街なので風景は期待しない方が良い。

 

 

タイムテーブル

 

場所 備考
高円寺陸橋交差点付近 14:10 往路始点
京王永福町駅踏切付近 14:20
京王桜上水駅 14:35
環八交差付近 15:00
野川付近 15:10
小田急和泉多摩川駅前 15:35 ここから、水道道路を逸脱
多摩川水道橋 15:40 15:40 往路終点
川崎側河川敷(登戸) 15:45 行程メモ未記入区間(陸の孤島編)
久地の事業所 16:10
JR南武線久地駅 16:40
JR南武線宿河原駅 17:00
宿河原堰堤取水口付近 17:10 〃    二ヶ領用水関連施設
JR南武線登戸駅 17:20 〃    休憩
多摩川水道橋 18:00 18:05 〃    東京側に戻る
砧浄水場 18:20 帰路始点
世田谷通り交差付近 18:35
小田急線高架下 18:40
大宮八幡宮 19:10 お参り
高円寺陸橋交差点 19:30 帰路終点

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