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■日時 : 平成20年6月15日(日) 曇り時々晴れ |
■山行時間 :9:50〜15:00 約5時間 |
■目的 :大塚山、武蔵御嶽神社、日の出山 |
■山行人員 :単行 |
■行程 :登山 → 丹三郎尾根経由大塚山、御獄神社 下山 → 関東ふれあいの道、日の出山、金比羅尾根(途中まで)、つるつる温泉 |
【行程メモ 登山】
万世橋からの眺め (奥多摩方面) |
平成20年の山企画第一弾。 東京の奥座敷たる奥多摩方面の開拓を進めるべく、 まず最初に選んだのは御岳山。
昨今の運動不足で体力にまったく自身が無くなったので、 いざと言う時のルート選択肢の多い御岳山へ。 なにせ、高尾同様にケーブルカーがあるのは魅力的。 まあ、予定ではケーブルカーのお世話にならないのだが。
今回は、御岳山の横にありながら、あまり注目されていない と思われる大塚山に登り、御岳を経由して日の出山に至る ルートを検討。
比較的有名なルートらしいとのことだったので、 奥多摩方面開発の感覚を掴むために挑戦してみた。
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大塚山・御岳方面 丹三郎尾根 登山口 |
実施したのが日曜日とあって、多くのハイカーが乗車している JR青梅線に揺られて、青梅駅に到着。 接続する奥多摩行き電車が接続後直ぐに発車するので、 飛び乗る感じで乗り換え。車両は、201系展望形電車四季彩。 車内は、クロスシートとロングシートが配置されているが、既に 満席のため、最後尾に乗車して眺めを楽しむ。
各駅にて結構ハイカーが下車して行く。 目的の古里駅に到着した際も、10人程度が下車。
古里駅にて準備を整えて、早速出発する。 駅を出て緩い坂を少し下ると、青梅街道と交わる交差点。 交差点にはセブンもある。駐車場も満車で店内は混んでいる。 青梅街道を横断してセブン脇を通り、多摩川を渡る。 この道が吉野街道で、渡った橋は万世橋。
万世橋を渡り、道なりに進むと丹三郎と呼ばれる集落地帯に なる。その代表とも言うべきものが茅葺民家の「丹三郎」。 今は、手打ちそば・うどんの店として営業している。 歩みを進めると、登山口への誘導標があちこちに現れる。 吉野街道から丹三郎集落側に入り、上り坂となる。
集落を抜けると登山口が現れる。登山口脇には、奥多摩町 設置の小綺麗な丹三郎園地休憩所・トイレがある。 トイレはおしり洗浄付き便座で綺麗だった。
休憩所脇を通り抜けると、獣害対策用の金網がある。 門になっており、2ヶ所フックで閉める様になっているので、 恐る恐るフックを外す。金網門をくぐり、門を閉めてフックをかけ、 登山開始となる。
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丹三郎尾根 山裾では杉が立ち並ぶ |
久しぶりの山なので、ゆっくり体調を見極めながら登ろうと 努めるが、気が付くと少し早登りぎみになっている。 しかたないので、こまめな小休止を繰り返し登る。
登山道としては、思った以上にしっかりと道が分かり、 各所に標識もあるので迷うことはない様に思う。 登山道周囲は、杉並木となっている。植林されたものだろうか。 全体的に細めの杉木が整然と立ち並んでいる。 管理されているらしく、日も適度に降り注いでくる。
しばらく登り続けると、雑草伐採や調査らしき事をしている 方々の集団に遭遇。その他には、1組の親子と遭遇したのみで 静かな登山となる。
登山道は、途中分岐点もなく、登りが続くが、さしたる勾配では ないので、苦にはならない。
尾根線上に到着すると、進路は左に折れて尾根道が始まる。 辺りの木々は、進行方向の大塚山に向かって左が杉並木、 右が広葉樹林へとはっきりと展望が変わる。
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大塚山 山頂 |
尾根道を進むと、三又の分岐点が現れる。 道標も立っているので、迷うことはない。 ちなみに、左が御岳山直通、中央が大塚山、右はアンテナ施設 管理道なので行き止まり。
三又分岐の中央にある登り階段を進むと、さして時間がかかる ことなく大塚山園地休憩所という、屋根付き休憩所が現れる。 さらに一段登ったところが標高920.6mの大塚山山頂。 山頂の開けた場所には、いくつかテーブルとイスがある。 訪れた時には、すでに何組かお弁当を広げていた。
日当たりも良く、早めの昼食にする。 イスに寝転がり、空を眺めて過ごす食後もなかなかだ。 周囲には、木イチゴの一種でたぶんカジイチゴかモミジイチゴ が黄色い実をたくさん付けたいた。 食後のデザートを現地にて確保。甘くて美味しい。
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武蔵御嶽神社 参道の土産物店街 |
大塚山を後にして、隣の御岳山へ向かう。 御岳方面へ近づくにつれて、色々分岐が現れるが、 道標が立っているので、それに従って歩く。
ケーブルカー御岳山駅と武蔵御嶽神社へ向かう主要道に 交わると、とたんに人が増える。しかも、中には革靴とジャケット の人も。御岳の手軽さが伺える。
道は、いつの間にか舗装道に。辺りは家々が立ち並ぶ。 宿坊街となっているようだが、今まで静かな山道を歩いてきて 突然と言っていいくらいに現れた町に驚きを隠せない。
一応、武蔵御嶽神社には参拝しようと、道標に従い参道を 進む。宿坊街に続き土産物街が現れる。 と言うか、それよりも深刻な問題としては、大塚山の登りより、 この御岳の町中の勾配の方がよほど急で、正直キツイ。 さらに土産物街を抜けて大鳥居・随身門が見えると、 神社まではひらすら階段になる。 まさかのここで時間と体力を消耗することになろうとは…
武蔵御嶽神社参拝の後、宝物殿を見学。 さらに近くと言うことで、長尾平展望台へ向かう。 長尾平展望台からは、視界は広くないものの、東京方面を 見渡すことができた。
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【行程メモ 下山】
関東ふれあいの道 杉の木陰のみち |
長尾平から一旦御嶽神社方面に戻り、土産物店前へ。 土産物店街の突き当たりを左へ行くと来た道を戻るが、 今回は、日の出山を目指すため、道標に従い右方向へ。
急な坂道の両脇に立ち並ぶ旅館や料亭を横目にぐいぐい 下り、再び山道に。 こちらの道は、関東ふれあいの道の6番目コースである 杉の木陰のみちと名付けられており、主要道とあってか、 結構多くの方が通っている。軽装備で走っている人も多い。
この区間は、御岳山と日の出山間の尾根道なので、起伏は 少なく、さくさく進める。途中には、山の上なのに畑があったり もする。
新しめの鳥居をくぐり、日の出山を目指す。 いくつかの分岐があるが、ほぼ全てに道標が立っているので 迷う心配はない。
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日の出山 山頂 |
日の出山が近づくと階段状の登りとなる。 登り切れば日の出山から一段下の東雲山荘前へ。 そのままもう一段登り切ると日の出山山頂へ到着する。
日の出山、標高902.0m。 日の出山は、人気スポットだけあってか、結構たくさんの方々が 昼食やら休憩やらでいらっしゃった。
周囲の視界は開けており、今まで居た御岳山の宿坊街から 方や都心方面まで見渡すことができる。 当日は、少し曇り気味であったが、それでも眺めは上々。
山頂は、比較的広めで、小さめながら東屋やイスがある。 三等三角点や関東ふれあいの道の碑なども建っている。
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金比羅尾根 日の出山山頂付近の山つつじ |
日の出山山頂にて休憩の後、早めに下山を開始する。
まず上養沢方面へと下る金比羅尾根道を行く。 山頂付近は、階段道となっている。道の脇には山つつじが 咲いており、色を添えていた。
日の出山からは、ひたすら下る一方になる。 道は整備されており、歩きやすい。また、結構分岐があるが、 各所に道標がしっかりと設置されているので迷うことはない。
金比羅尾根を下ると、上養沢バス停に出ることができるが、 今回の下山目的地は、帰りにひとっ風呂して汗を流して 下界へ戻ろうと思い、ひので三ッ沢つるつる温泉へ向かう。
つるつる温泉方面への道標と言うか、大々的宣伝が山中にも かかわらず各分岐にあるので、否が応でも迷うことはなく、 誘導されていく。
金比羅尾根と分岐して、つるつる温泉方面へくだる日の出山 ハイキングコースを下る。途中には顎掛岩という、日本武尊が 蝦夷討伐の帰りに顎をかけて関東平野を見渡したとされる岩 などがある。途中からは、新道分岐があり、新道は舗装道で 下山できる。今回は、山道ハイキングコースで下へ。
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西東京バス、2代目青春号 |
日の出山ハイキングコースを下りきると、新道の舗装道に 合流する。付近は平井川源流の沢となっており、綺麗な水が 豊富に流れている。
ここからつるつる温泉までは、舗装された道を下るのみ。 沢沿いに続く道をくだり続ける。周囲は、少ないが民家や ロッジなどが点在する。
道なりに下ればつるつる温泉へ。 つるつる温泉は、大きな温泉施設。 当日は、日曜日とあってたくさんの人々で混雑していた。 さすがにゆっくり浸かることはできない。 汗を流す程度と考えれば丁度良い。
帰りは、武蔵五日市駅まで機関車型トレーラーバスに乗って 帰路に着く。トレーラーバスと言えば、戦後の車両不足の時に 登場したものを写真で見たことがあるだけだったので、どんな ものかと思っていたが、まさか温泉から出ている普通の路線 バスで乗車できるとは思わなかった。 車内は、さすがに現代仕様で、エアコンはもちろん、内装も 落ち着いた雰囲気となっている。愛称は青春号。 多客時は、この他に普通の路線バス車両も後続便で運行。 当日も、青春号と普通車両の2台体勢で運行された。
久しぶりの山行となったが、体力的にも無理することがなく、 なかなか良いコースだった。 これを気に、奥多摩方面の開拓を進めていきたい。
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【タイムテーブル】
■場所 | ■着 | ■発 | ■備考 |
高田馬場駅 | 07:43 | 西武新宿線・拝島線 急行 \390 | |
拝島駅 | 08:31 | 08:36 | JR青梅線 \380 |
青梅駅 | 08:55 | 08:56 | 青梅止まりのため、奥多摩行きに乗り継ぎ |
古里駅 | 09:26 | 09:30 | |
御岳山・大塚山登山口 | 09:40 | 09:45 | |
飯盛杉 | 10:25 | 10:30 | 小休止、周囲の杉と比べ大きな杉の木がある |
大塚山山頂 | 11:00 | 11:30 | 昼食 |
武蔵御獄神社 | 12:00 | 12:20 | 宝物殿入館料 \300 |
長尾平展望台 | 12:30 | 12:35 | 小休止 |
土産物街 | 12:40 | 12:40 | 一旦土産物街に戻り、日の出山方面の道へ入る |
日の出山 | 13:15 | 13:35 | 休憩、おやつタイム |
温泉への分岐点 | 13:50 | 13:50 | 温泉のおおきな木製宣伝あり |
新道への分岐点 | 14:05 | 14:05 | 道標あり |
ハイキングコース出入口 | 14:25 | 14:30 | 小休止 |
つるつる温泉 | 14:55 | 17:10 | ハイキングコース出入口からは舗装道、温泉入湯料 \800 |
武蔵五日市駅 | 17:25 | 17:44 | つるつる温泉 - 武蔵五日市駅 \390 |
拝島駅 | 18:01 | 18:50 | JR五日市線 \210、拝島駅周りのみ街歩き |
高田馬場駅 | 19:54 | 西武新宿線・拝島線 普通 \390 |