【トップページ】 >>【旅行記録】 >>【自転車紀行】>>【善福寺・神田川(上流)】 |
■日時 : 平成18年2月4日(土) 晴れ |
■目的 : 善福寺川・神田川源流探訪 |
■行程 : 善福寺川・神田川合流 - 善福寺公園 - 井の頭恩賜公園 - 神田川・善福寺川合流 |
【行程メモ】
神田川と善福寺川の合流点 |
今回は、善福寺川と神田川上流の探訪。 源流と付近の散策を楽しむ企画。
善福寺川との馴染みは薄いが、神田川はほぼ毎日渡っている 状況なので気になる川の一つだ。
企画の始点は、善福寺川と神田川の合流地点。 真隣りに、東京地下鉄丸ノ内線の中野検車区がある。 最寄り駅は、丸ノ内線分岐線の中野富士見町。
ただ午前中ぐずぐずしていたので。開始時刻が今回も遅め。 自転車で合流点に着いた時には15:20を過ぎていた。
|
環七付近の治水工事 |
まずは、善福寺川の川に沿って上流に向かう。 善福寺川沿いには、ほぼ川に沿った道があるので、 迷わずに済みそうだ。
走り始めて早々に環七と交差(和田堀橋)する。 環七を渡るため横断歩道を探して迂回。 迂回後に善福寺川付近に戻るが、 企画実施日頃は治水工事のため、環七付近の善福寺川上に 施設建設の覆いがあった。
昨今の夏場は急な降雨が多くなり、都内でも川から水が 溢れることが再び多くなり始めた。 何かが狂ってきてるのだろう…
|
善福寺川 上流付近の流域 |
善福寺川は、全長10.5kmの一級河川。 都心に近い場所に水源があるため、流域はほぼ住宅街。 河川はコンクリート護岸になっているので、 土手のような箇所はほとんど無い。
河川沿いに道があるが、住宅の裏路地感覚で、 人が1人歩くので一杯の道幅しかない場所もあるので、 自転車走行は、歩行者とのすれ違いに注意が必要。
環七を過ぎると、善福寺川の蛇行が始まる。 荒玉水道道路を越えると和田堀公園が流域に広がる。
都立和田堀公園には、住宅地とは思えないほどの緑地が 残されている。公園に隣接して子育ての守護として有名な 大宮八幡宮がある。
和田堀公園と隣接して上流側に善福寺川緑地も 整備されており、流域約4.2kmが公園となっている。
|
冬枯れの善福寺池(下の池) |
善福寺川緑地を過ぎると、流域には再び住宅街が広がる。 環八通りと中央線を越えて 蛇行した善福寺川を上流へと向かう。
始点から約1時間で、水源の善福寺公園に到着。 善福寺公園も都立公園として整備されている。
水源の善福寺池は2つの大きな池で構成されており、 河口側が下の池、もうひとつは上の池と呼ばれているらしい。
下の池は、半分以上が水生植物に覆われている。 冬枯れしたあしや周辺の樹木が季節感を増大させる。 上の池は、池の中に島が2つあり、大きい島の方に 弁財天が祀られている。
善福寺の名は、ほとりに昔存在した寺名だそうだが、 現存はしていない。 (現在、同名の寺が近くにあるが名称由来とは別の寺)
|
神田川源流 |
善福寺公園から近くを通る吉祥寺通りに出る。 JR中央線・京王井の頭線の吉祥寺駅を越えて 井の頭恩賜公園へ移動する。自転車で約15分ほど。
井の頭恩賜公園も都立公園として整備されている。 公園は細長い井の頭池を中心に広がっている。 ちなみに、先の善福寺池とこの井の頭池に石神井池で 武蔵野三大湧水池と呼ばれている。
池の西端の島には弁財天が祀られている。 余談だが、女性の神様なのでカップルが池のボートに乗ると 嫉妬されて別れる運命になるという都市伝説も存在する。
神田川は、井の頭池の東南方向より始まる。 源流点に簡単な立て札が建っている。
|
京王 井の頭線 富士見ヶ丘検車区 |
神田川は、先の善福寺川や妙正寺川などと合流して 隅田川に至る全長24.6kmの一級河川。 都内でも最大規模の中小河川だ。
井の頭恩賜公園内にある水門橋が最初の橋になる。 (源流立て札のある所)
源流付近から高井戸辺りまでは、京王井の頭線が 川に沿う様に走っている。 途中、富士見ヶ丘に井の頭線の富士見ヶ丘検車区があり、 川沿いの道を進むと自然と検車区と川に挟まれた道を進む。
善福寺川同様、周辺は住宅立地のため、 護岸はコンクリートである。
|
ぶれていますが、都庁方面の夜景 |
環八通りを過ぎると、神田川は段々とうねりながらの 流れとなり、徐々に善福寺川との合流点に近づく。
善福寺川との合流点に戻ってきた時刻は、17:55。 真冬ともあり日はとっくに暮れていた。 冬の風が身にしみた。
開始時刻が15時過ぎだったのが良くなかったが、 2時間半で都心ではなかなか味わえない 緑の豊かさを体感しながら回ってこられたので、 お手軽サイクリングには最適なコースの一つではないかと思う。
帰路は、神田川沿いに適当に下流へ向かえば、 都心部を避けて家近くまで連れて行ってくれる。 途中、中野区弥生町付近の橋からは、 都庁を正面に見ることができる。夜景はきれいである。
|
【タイムテーブル】 (各発着時刻はおおよその時刻)
■場所 | ■着 | ■発 | ■備考 |
合流点 | 15:20 | 善福寺川と神田川の合流 | |
和田堀橋 | 15:25 | 15:25 | 環七通りの橋 |
荒玉水道道路交差点 | 15:40 | 15:40 | |
和田堀公園 | 15:50 | 15:50 | |
善福寺緑地 | 16:00 | 16:00 | |
善福寺公園 | 16:20 | 16:35 | 善福寺川源流 |
井の頭恩賜公園 | 16:50 | 17:00 | 神田川源流 |
富士見ヶ丘検車区 | 17:20 | 17:20 | |
佃橋 | 17:30 | 17:30 | 環八通りの橋 |
合流点 | 17:55 | 神田川と善福寺川の合流点 |