【トップページ】 >>【旅行記録】 >>【名所訪問】 >>【出雲大社周辺とJR大社駅跡訪問】

概要

■日時   : 平成18年5月21日(日) 曇り

■目的   : 出雲大社周辺とJR大社駅跡訪問

■行程   : 一畑電車出雲大社前駅 - 出雲大社 - JR大社駅跡 - 一畑電車出雲大社前駅

■関連企画   : 山陰から山陽へ

 

 

行程メモ

 

一畑電車 出雲大社前駅舎外観

 

駅舎天井

 

山陰から山陽へ企画で

島根県から鳥取経由で姫路に抜ける企画を実施した際に

立ち寄った出雲大社とその周辺散策を記録。

 

鉄道利用で出雲大社を訪れる際の玄関口が

一畑電車出雲大社前駅となる。

ホームは1面2線の頭端式となっている。

 

駅舎は、天井が弧を描いており、外から見るとかまぼこの様な

感じになっている。非常に高い天井で小さい駅舎ながら

開放感がある。また色ガラスを使った採光をしており、

駅舎内に幻想的な光の空間が広がる。

 

駅1つで物語ができそうに感じてしまう風貌があり、

出雲大社と言う日の本の神が集う日本雰囲気の中に

小さな西洋建築が違和感なく街並みに溶け込んでいる

景観も快い。

 

駅舎は、平成8年に国の登録有形文化財建築物となっている。

 

出雲大社前駅と言うことで、駅前の商店街通りを

真っ直ぐ進めば、出雲大社に辿り着く。

今回は、早朝の始発列車を利用して到着したため、

到着時点では、商店は開店時間を迎えていなかった。

 

神域の入口・勢溜の木製鳥居

 

駅から歩くこと約5分程度で出雲大社の入口に着く。

入口前は坂道になっており、勾配具合から、

足腰の弱い方には少々キツイと思われる。

 

神域へは、木製の鳥居をくぐって向かう。

入口付近は、勢溜(せいだまり)と呼ばれ、振り返ると

街並みを見渡すことができる。

 

坂道を上ったのも束の間、鳥居からは下りの参道となる。

下りきると祓橋があり、参道の両脇が松並木となる。

木製鳥居から約10分弱で拝殿前へ。

拝殿前には手水舎があり手と口を清める。

 

碧銅の鳥居と拝殿

 

御本殿裏手の東端垣より

天前社・御向社・本殿を望む

 

碧銅の鳥居をくぐると大きな注連縄が目を引く拝殿へ。

拝殿では、二拝四拍手一拝で参拝。

拝殿の後ろには、御本殿がある。

 

一般の参詣では、御本殿へ足を踏み入れることはできず、

御本殿正面の八足門で参拝する。

 

御本殿の外周は歩けるようになっており、裏手からも

その姿を拝見することができる。

御本殿には、大国主大神様が御鎮まりなっておられ、

その造りは「大社造り」と呼ばれている。

高さは24m程あり、その佇まいに畏怖を感じる。

日本最古の神社建築様式であり、国宝に指定されている。

 

早朝の参拝であったので、参拝者はまばらであった。

社務所の方々が朝の清掃をして支度をしてる最中であり、

宝物殿も支度中で拝見できなかったのが残念。

 

スケジュールの関係で、宝物殿の開館時間まで待てないので

先を急ぐことに。

次回来訪時には、是非ゆっくり参拝したい。

 

境内の西門を出た所にある神楽殿を参拝後、参道へ戻る。

 

【メモ】

正式には「いずもおおやしろ」と読む。

 

日本一の大鳥居

 

勢溜から商店街を一畑電車出雲大社前駅方面へ戻る。

08:00を過ぎた頃で、商店もちらほら開き始めている。 

 

次に向かうは、旧JR大社線の大社駅跡。

JR出雲市駅から出雲大社参詣路線として存続していたが、

平成2(1990)年に廃止となった。

 

大社駅跡に向かう途中、堀川を渡る手前に

高さ23mの鉄筋コンクリート製で日本一の大鳥居がある。

その大きさに圧巻される。

 

【メモ】

大鳥居に掲げられている「出雲大社」の文字は

元大宮司千家尊福(元司法大臣)によるもの。

 

大社駅跡 駅舎外観

 

大社駅跡 駅舎内部

 

大鳥居から歩くこと5分程度で大社駅跡に辿り着く。

瞬間、目に入る立派な木造宮殿造りの建物に驚く。

そもそも、これは「駅舎」か? と、疑問さえ感じる。

 

和風テイストを存分に漂わす大社駅舎は、

出雲大社に模して設計されており、

その佇まいから平成16(2004)年に国の重要文化財に

指定されている。曽田甚蔵が設計した二代目駅舎で、

大正13(1924)年2月28日に竣工した。

 

平成18年5月現在、

駅舎内部やホームは自由見学が可能となっている。

 

駅舎内部は、外観から想像していた以上の採光があり、

天井も高くて非常に気持ちがよい。

切符売場や観光案内窓口が当時のままに保存されており、

往年を偲ぶことができる。

また、当時の制服や廃線間際まで使用されていた閉塞機等も

展示保存されている。

 

駅舎裏手の構内は、島式・相対式ホーム2面3線が残っている。

草に覆われてしまっているが、当時「大社」「だいせん」などの

急行列車が発着した長いホームが健在している。

 

島式ホーム側にぽつりとD51774号機が静態保存されている。

 

大社駅跡の見学後、急ぎ足で一畑電車出雲大社前駅に戻り、

出雲市駅を目指す。

慌ただしい出雲散策だったが充実していた。

  

 

タイムテーブル

場所 備考
一畑電車出雲大社前駅 07:29 07:40 一畑電車 大社線
出雲大社 勢溜 07:47 07:48  
出雲大社 拝殿 07:55 07:57  
出雲大社 八足門 07:58 08:00  
出雲大社 神楽殿 08:12 08:14  
出雲大社 勢溜 08:22 08:23  
出雲大社 大鳥居 08:30 08:32 日本最大の鳥居
大社線 大社駅跡 08:37 08:50 旧JR大社線
一畑電車出雲大社前駅 09:00 09:05 一畑電車 大社線 山陰から山陽へ 企画へ

                                                                                                                              このページの一番上へ