一畑電車 松江しんじ湖温泉駅舎
今回は、島根県の一畑電車で出雲大社へ参詣。
その後、鳥取県に移動して若桜鉄道に乗車後、
智頭急行を利用して山陽方面に抜ける企画。
企画前日は、島根しんじ湖温泉のホテルに宿泊。
当日は、行程が長いので一畑電車の始発で移動を開始。
全線乗車に備えて１日フリー乗車券購入。\1,500。
一畑電車の松江しんじ湖温泉駅は、正面は全面ガラス張りと
なっており、失礼ながら場所に似合わず
モダンな駅舎で少々驚く。ホームは頭端式。
一畑電車 北松江線。松江しんじ湖温泉 06:29発。
3000系(元南海21000系)に乗車。
準張殻構造で丸みを持った独特の雰囲気があり、
特に正面が好き。
【メモ】
松江しんじ湖温泉駅の隣り駅に
ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅があり、
平成18年11月現在、日本一長い駅名の駅になっている。
一畑電車 出雲大社前駅舎
一畑電車北松江線で川跡駅へ。07:17着。
川跡駅で大社線に乗り換え。
北松江線と大社線の接続はスムーズに行くように
ダイヤがが組まれている。
一畑電車 大社線に乗車。川跡 07:23発。
2100系(元京王5000系)に乗車。
大社線に乗車すること約10分で出雲大社前駅に到着。
端頭式ホームで駅舎は国の登録有形文化財になっている。
お社の最寄り駅だからと思いこみで和風の駅舎を
想像していたのだが、以外にも洋風建築で驚いた。
一畑電車には、建築物の面で驚かされることが多い。
出雲大社 碧銅の鳥居と拝殿
出雲大社前駅から駅前の参道を歩いて出雲大社へ向かう。
駅から大社入口までゆるい上り坂を約5分程度歩く。
07:50分ごろ 大社入口到着。参道のおみやげ屋さんは
まだ開いていない。
大社入口からは境内となり、
拝殿まで引き続き長い参道が続く。約10分弱歩くと拝殿へ。
拝殿、御本殿、神楽殿を参詣。
出雲大社は縁結びの神様としても有名だそうなので、
よくよくお参りする。
朝なので、大社の方により掃き清められていた。
参詣後、参道を戻り JR西日本の大社線大社駅跡へ向かう。
JR大社線は、平成2年に全線廃止となった路線。
大社線大社駅跡は、関連企画を参照。
一畑電車 電鉄出雲市駅舎外観
(JR出雲市駅ホームより望む)
大社駅跡散策後、一畑電車出雲大社前駅に戻る。
大社駅跡が思いの外見応えがあり、時間を忘れており、
乗り遅れそうな時間帯になっていたので、
早歩きで出雲大社前駅へ。
どうにか間に合い、
一畑電車 大社線 出雲大社前 09:05発。川跡 09:16着。
北松江線 電鉄出雲市行きに乗り換え。川跡 09:19発。
電鉄出雲市 09:28着。一畑電車全線完乗。
電鉄出雲駅は高架駅で、1面2線の変形島式ホーム。
今どきの駅舎でしかも高架駅。予備知識無しで訪れたので、
一畑電車に抱いていた田舎的イメージがことごとく外れた。
新旧融合が良い味を出している路線だった。
JR西日本 米子駅 0(霊)番ホームへの案内板
一畑電車電鉄出雲市駅とJR出雲市駅は、隣り合っているが
駅舎内で接続していない。100m程度歩く。
次の目的である鳥取県の若桜鉄道に乗車するため、
まずは、JR西日本山陰本線で鳥取を目指す。
出雲市から鳥取までの乗車券は\2,520。
出雲市 10:05発。
快速アクアライナー米子行きに乗車。キハ126系。
快速と言っても、出雲市と米子間は各駅に停車。
米子 11:25着。
米子と言えば山陰の中心都市であり境線の始発駅。
境線といえばゲゲゲの鬼太郎をイラストした列車が有名。
境線沿線の境港市が水木しげるの出身地であり、
それに関連してゲゲゲの鬼太郎が頑張っているらしい。
米子駅は愛称「ねずみ男駅」と呼ばれ、霊番ホームには
ねずみ男のブロンズ像や色々な妖怪アイテムが展示してある。
特急 スーパーまつかぜ 米子駅１番ホームにて
今回は、スケジュールの関係で境線乗車は諦め、
米子駅ホームの見学のみ。
米子ステーションビル(駅ビル)で昼食、駅周辺を散策後、
鳥取に向けて移動。
米子 12:17発。
山陰本線 特急スーパーまつかぜ8号 指定席に乗車。
振り子式気動車のキハ187系２両編成。
休日日中で自由席は座れなくなるのではと心配して、
出雲市駅で指定席を取っておいたものの(指定料金\1,600)、
実際には、信じられない位にガラガラ…
指定席車両は、ほぼ貸し切り状態でビックリした。
若桜鉄道 若桜駅
米子からの車中は疲れからか、ほぼ寝て過ごす。
鳥取 13:16着。
若桜鉄道に乗車するには、
因美線経由で若桜行きの直通も出ている。
接続で13:48発若桜行きもあったのだが、
若桜以降の山陽方面に抜けるプランを考慮して、
接続乗車を我慢して、若桜までバスで移動する。
日本交通 安井経由若桜線 (路線バス)に乗車。
鳥取駅 13:40発。
始めて乗車したバス路線で、どういった地域を走るのかは
まったく分からなかったが、どうもこのバス路線は、
ほぼ若桜鉄道と平行して走る。
しかも鳥取13:48発若桜行きと併走して走ってる…
突然の出来事にベストショットを瞬間を逃してしまった…
この旅の一番ショックな出来事だった。
若桜駅前 14:36着。
米子駅から若桜駅前までのバス運賃は\760。
若桜鉄道 さくら3号 (宝くじ号と２連)
次の列車まで40分程度余裕があるので、若桜駅周辺を散策。
駅近くの裏道に白壁土蔵がひしめく通りがあり風情がある。
駅では無料で自転車も貸してくれる様だ。
若桜駅構内には、車両基地と国鉄時代の給水塔や転車台も
残っており、国鉄蒸気機関車時代を偲ぶことができる。
若桜 15:16発。
WT3000形とWT3300形の２連。
各車は愛称で「さくらX号」(Xは数字)と呼ばれているようだ。
今回はさくら3号と宝くじ号の連結列車に乗車。普通鳥取行き。
さくら3号には、かわいい車両ペイントが施してある。
若桜鉄道若桜線沿線は、のどかな田園地帯となっており、
19.2kmを気持ちよく快走する。
【メモ】
若桜鉄道の郡家駅と八頭高校前駅間運賃は大人\60で、
日本一安い区間になっている。(平成18年11月現在)
郡家駅 2・3番ホーム
JRキハ40系と智頭急行HOT7000系
郡家 15:47着。
若桜鉄道若桜線完乗。
郡家駅でJR因美線に乗り換えて智頭へ向かう。
今回最後の企画要素である山陰から山陽へ抜ける。
智頭までの乗車券は若桜駅で購入。若桜から智頭まで\820。
智頭行き普通、キハ40系に乗車。
郡家 15:54発。
郡家駅では、スーパーはくと(白兎)交換待ち。
智頭 16:24着。
因美線乗車中も再び心地良い揺れに誘われて居眠り。
智頭急行 大原駅にて
JRキハ187系スーパーいなばとHOT3500形
智頭駅にて因美線から智頭急行智頭線に乗り換え。
接続が良くて6分しかなく、駅見学や撮影には時間不足。
智頭 16:30発。
HOT3500形の普通上郡行きに乗車。
HOTは、兵庫・岡山・鳥取の頭文字からの命名。
智頭急行智頭線は、山陰と山陽・京阪神を結ぶ短絡線として
国鉄智頭線として建設が始まった路線。
沿線は、数々の山を貫いており、
トンネル・鉄橋・谷間に架かる高架線が多い。
上郡までの途中、大原駅にて特急スーパーいなば追い越しと
スーパーはくと交換待ち。
大原には智頭急行の車両基地もある。
JRホーム端にある智頭急行中間改札
大原駅で特急の通過すれ違いの後、再び上郡に向けて出発。
夕日を浴びながら山間部を進む。車内は非常に眩しいが
とても時間がゆっくりと流れて幻想的な時空間だった。
上郡 17:56着。
智頭から上郡までの運賃は\1,260。
智頭急行の上郡駅は、専用跨線橋があり、
JR駅舎を通らずに利用できる。
またJRホームともつながっており、中間改札がある。
智頭急行智頭線を完乗。
山岳地帯を貫く路線で、山陰から山陽へ抜ける体感が非常に
良くできる路線だった。
今回の企画はここまで。
この後、山陽本線で姫路へ移動。
新幹線にて東京への帰路につく。