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概要

■日程 :平成19年5月27日 曇り

■目的 :門司港周辺散策

■行程 :小倉駅 - 門司港駅 - 門司港 - 和布刈神社 - 関門国道トンネル人道 - みもすそ川公園

■行程メモ :門司港編、 関門海峡(門司側)編、 関門国道トンネル編、 タイムテーブル
■関連情報 :田野浦公共臨港鉄道 休止線探訪、 関門海峡ミュージアム、 関門プラザ

 

 

行程メモ 門司港

   

門司港駅と三角山

 

過去の記録を整理中、

門司港周辺を散策した時の記録を発掘した。

2007年と古い情報ながら、折角なのでまとめておこうと思う。

(ちなみに、編集中の現在は2010年。)

 

散策の始まりは、小倉から。

乗り慣れた鹿児島本線の普通列車に揺られて門司港駅へ。

 

朝9時頃の門司港駅は、まだ観光客の姿も少ない。

駅周辺の出店も準備中といったところだ。

 

天気は曇り気味ながら雨の心配は無さそうだ。

歩くには丁度良い。

 

あぶくま型護衛艦の3番艦

DE-231 おおよど

 

そう。

なぜこの日に門司港を訪れたか。

 

それは、門司みなと祭の一環で護衛艦や巡視船に

体験乗船できるイベントが開催されるという情報を

前日にキャッチしたため。

もともと休日で大した予定も組んでいなかったので、

急遽門司港プランを組み込みこんで散策実施と相成った。

 

門司港駅から艦船が係留されている場所までは、

徒歩で約10分程度。

船が見えていても、現地までは以外と離れている。

門司港は広い。

 

最初に訪れのは、海上自衛隊護衛艦おおよど。

日々日本の有事に備える地方配備の主力艦。

 

早速、おおよど艦内の見学に参加。

船首甲板は、思っていたより広く感じるが、

艦内通路は、さすがに幅が狭い。階段も急だ。

艦橋は、見学人で溢れていた。

なので、余計に狭く感じてしまう。

 

おじか型巡視船の4番

PL05 はかた

 

2010年現在、1番船の配置換えに伴い

「おじか型」から「えりも型」に型名変更。

PL05も船名を「はかた」から「でじま」に変更。

 

おおよど退艦後は、前方に停泊している

海上保安庁の巡視船はかたに乗船。

 

こちらは、海上自衛隊の堅実方針とうって変わって

キャラ押しの懐柔方針の模様。

ゆるキャラと思われる「うみまる」が後部甲板を練り歩き、

結構な音量で海猿のテーマ曲を流している。

 

また、リアル海猿(海保隊員)による

ロープを使った救出実演も行われていた。

訓練して鍛えている方々は、動きの機敏さが違う。

 

会場には、陸上自衛隊から

軽装甲機動車のライトアーマーや

高機動車の疾風なども参加していた。

 

海峡レトロ通り

 

屋外で潮風にさらされて、体もくたびれ気味。

ここで休憩がてらに近くの近くの観光施設である

関門海峡ミュージアム 海峡ドラマシップに向かう。

 

こちらは、福岡県と北九州市により開設された

屋内型観光施設となっており、

ドラマシップ展示ゾーンは有料となっている。

時間もあるので、ドラマシップ展示ゾーンとやらも見学。

関門海峡の歴史を、音と光と映像で体験と言うことらしいが、

歳のせいか、見ていてとりあえず目が痛くなった。

 

1Fと2Fの一部は海峡レトロ通り(無料区画)となっており、

大正時代の門司港の街並みを再現している。

しかも、上手いことお土産物屋さんになってもいるので、

財布の紐が緩む罠にはまりそうになる。

 

 

 

行程メモ 関門海峡(門司側)

   

福岡県道261号線上の和布刈神社大鳥居

 

門司の港での散策を終了し、

次は、関門海峡方面に向かってみる。

途中、駅前の屋台で軽く腹ごしらえしてから移動。

 

門司港から関門海峡までは、歩いて約30分程度。

鹿児島本線の貨物支線と

田野浦公共臨港鉄道線の線路沿いに港と挟まれる形で

小道が続いており、散歩に丁度良いコースになっている。

ちなみに、当時これら鉄道線は既に廃線となっていた。

 

現在は、この廃線の一部を利用して

平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線が運行されている。

 

また、並行して福岡県道の261号線も同様のルートを

通っているので、行きはは県道ルートを歩いてみる。

 

門司港駅付近では、国道2号線でもあり、

関門トンネルへ向かう車も多いが、国道と分岐すると、

道幅の割には車の通りの少ない静かな良い道となる。

 

九州最北端の山である標高175mの古城山が迫ってくると、

和布刈神社大鳥居が現れる。

 

和布刈公園 ノーフォーク広場

 

一帯は、古城山全体と関門海峡側が

和布刈公園として整備されている。

 

道なりに歩き、田野浦公共臨港鉄道線の廃線踏切を渡ると、

和布刈公園の駐車場を通り、ノーフォーク広場に到着。

  

ノーフォーク広場は、関門海峡沿いに開けた広い広場で、

海峡や関門橋を見渡せる。

また、海峡の潮の流れや行き交う船をゆっくり眺められる。

広場中央には、錨を模したモニュメントなんかもあったりする。

 

和布刈神社 本殿

 

海峡沿いのめかり観潮遊歩道を歩いていくと、

途中に『平家の一杯水』と言う伝説の場所がある。

伝説では、

壇之浦の合戦で深手を負った平氏の武将が

この浜に泳ぎ着き、最後の力をふりしぼって、

この清水が湧き出ているところへ近づき真水を1杯飲むが、

2杯目には塩水にかわっていたと言うことらしい。

現状は、柵がしてあり、隙間から中が覗ける。

が、水が湧いていることもなく、特に何もない空間となっている。

 

平家の一杯水から数分歩くと、和布刈神社に到達する。

 

和布刈神社は、関門海峡沿いに接して建立されており、

神社本殿から数歩で海となっている。

 

海と面する場所は、石段となっており、

その先のほぼ海に海中燈籠が建っている。

この海中燈籠と関門橋を入れた眺めがとても良い。

 

 

  

行程メモ 関門国道トンネル

   

関門国道トンネル 門司側人道出入口

 

和布刈神社の裏手を通る福岡県道261号線を横断すると、

関門国道トンネルの人道出入口となっているビルがある。

 

関門国道トンネルは、

円形断面で上下線が一つのトンネル構造となっているため、

口径が大きくなる、空間有効利用のため上下2段式となり、

下段が人道として活用されている。

 

試掘着工は、戦前の昭和12(1937)年。

しかし、途中太平洋戦争で被災して工事は中断。

戦後、工事を再開して昭和33(1958)年に完成している。

完成までに約21年の歳月を要した。

 

関門国道トンネル 人道

門司側トンネル内エレベータホール

 

では、人道に降りてみる。

出入口から人道へは、エレベータを使用する。

エレベータは常用2機らしく、

40人乗りの大型23人乗りの中型が稼働している。

 

エレベータで約30秒ほと下ると

地下トンネルエレベータホールに到達する。

深さは、約60m。ビルの14階相当とのこと。

 

エレベータホールは、さすがに柱は多いものの、

広い空間になっており、以外と明るい。

 

柱には、武蔵やら小次郎のご当地ゆかりの

ゆるキャライラストが描かれた板が巻かれている。

また、トンネル案内や門司港レトロの観光案内が

パネルで紹介されている。

 

関門国道トンネル 人道内の県境

 

エレベータホールから人道トンネル部分に突入。

えらく長いトンネルが続いてる。

全長は、780mとの事。

歩くと約15分程度だろうか。

 

トンネル内は、通常の室内よりは暗いものの、

蛍光灯で照らされているので真っ暗闇の箇所はない。

が、一部灯りが消されている場所があり、

そのトンネル内壁には蛍光塗料で描かれた

★などが描かれて、雰囲気を演出している。

 

トンネル中央部に向かってゆるい下り道になっている。

県境は、トンネルのほぼ中央、海面下58mにある。

ちょっとだけ感慨に浸る。

 

関門国道トンネル 下関側人道出入口

 

人道内は、観光客やジョギングする人など

結構多くの人が利用している。

人の波が中途半端に途切れることなく、

写真も撮りにくかったりする。

 

県境を過ぎると緩い登り道となる。

若干トンネルにも飽きてきた頃、

下関側の地下エレベータホールに到達する。

 

関門側同様に地元のゆるキャライラストが出迎えてくれた。

エレベータホールなどは、門司側と同様の構造の様だ。

 

下関側は、エレベータで約55m上昇。

ビルの12階相当とのこと。

 

下関側人道出入口も関門側と同じデザインの

ビルとなっている。

 

ちなみに、人道の通行は、6:00〜22:00の間。

歩行者は無料だが、自転車と原付は通行料¥20が必要。

トンネル内は自転車、原付ともに手押し。乗車不可。

 

みもすそ川公園 源義経と平知盛像

 

下関側の人道出入口を出ると、

西日本高速道路株式会社が開設している

関門プラザがある。

 

こちらでは、関門トンネルや関門橋に関する

資料が展示されており、開通当時のパンフレットなども

展示されていたりして、小さな施設ながら見応えあり。

 

また関門海峡沿いにはみもすそ川公園が整備されており、

義経は八艘跳び、知盛は錨を担いだ姿の像や、

長州砲のレプリカが設置されている。

 

門司港から下関まで、半日もあれば相当ゆっくり散策できる。

天気の良い日に潮風を感じるには良いルートだと思う。

ただ、トンネル以外の場所では、日陰が少ないので、

真夏は避けた方が無難かもしれない。

 

タイムテーブル

場所 備考
小倉駅   08:40(頃) JR九州 鹿児島本線 \270
門司港駅 09:00(頃) 09:05 門司駅内を見学
門司港 09:15(頃) 10:45(頃)

護衛艦おおよど、巡視船はかたに乗船見学 

関門海峡ミュージアム 10:50 11:35

ドラマシップ展示ゾーンは入館料\500

和布刈神社大鳥居付近 12:20(頃) 12:20(頃) 門司港駅前の屋台に寄り道
ノーフォーク広場 12:25(頃) 12:30  

和布刈神社

12:40 12:55  

関門国道トンネル 

門司側人道出入口

13:00 13:00  

関門国道トンネル 

下関側人道出入口

13:20   関門プラザやみもすそ川公園がある

全て徒歩移動。

当該地区へは、路線バスなども運行されている。

観光整備が進んでいるので、2007年当時に比べると便は良くなっていると思われる。

 

 

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