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【概要】
■日時 : 平成22年1月1日(金) 元旦 晴れ |
■山行時間 :5:20〜6:50 約1時間30分 大山での御来光待ち時間を含む |
■目的 :大山山頂での御来光、おまけに月食も |
■山行人員 :単行 |
■行程 :大山ケーブル → 阿夫利神社下社 → 阿夫利神社本社 (大山山頂) |
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■関連企画 :高取山・念仏山・吾妻山 |
【行程メモ 大山登山と御来光】
平成22年元旦の部分月食 (4:40頃)
なんでも、1月1日の月食は日本史上 初めてのことらしい |
今回で2回目となる大山で御来光を拝む登山。
前回は、昨年の元旦。なかなかに感動的だったこともあり、 今年も大山に登ることを思い立つ。大晦日の19時頃に。 また、下山もそのまま下るのではもったいないので、 長距離ながら早朝からなので時間もあると思い、 高取山、念仏山経由で鶴巻温泉へ向かうことにした。
そそくさと準備を整え、NHKで除夜の鐘を見てから出発。 まず、本拠地より最寄りの山手線駅へ。 元旦とあって夜中1時なのに人が結構いる。
終夜運転の山手線に揺られて新宿へ。 新宿からは小田急で伊勢原を目指す。
伊勢原方面へは、こちらも終夜運転中の臨時各駅停車を利用。 2:36発の片瀬江ノ島行きに乗車し、相模大野乗換。 終夜運転のほとんどが手軽な御来光のメッカである 片瀬江ノ島方面となるが、本列車は、大野で3:46発の 臨時各停の小田原行きに連絡している。 3:06発の伊勢原行きもあるものの、山頂までの登頂時間を 勘案すると、少しタイミングが遅い。
小田急線車内は、初詣・年越しイベント帰りの人と初日の出へ 向かう人で朝のラッシュ並みの混雑率。 途中で空いてはくるものの、大野まで着席は難しい。
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神奈中 大山ケーブルバス停にて |
伊勢原にて下車の後、神奈川中央交通バスの 大山ケーブル行き路線バスに乗車。 こちらも終夜運転。
伊勢原下車の人々の目的地はほぼ大山のため、 この路線バスも詰め込み放題の激混みとなる。
バスの乗車時間は、約25分。 平坦の市街地から徐々に坂がきつくなり、道も細くなる。 終点に近づくと、駐車場の空き待ちで列をなしている 自家用車集団の脇をすり抜けて通る。去年と同じ光景だ。
バス乗車中の頃が、ちょうど月食時間となった。 下車後に月を見上げる。 元旦に月食。今年は一体何が起こるのかと想像してしまう。
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阿夫利神社下社 登山口案内 |
大山ケーブルバス停から大山ケーブル駅までは、 徒歩で約15分かかる。 階段状の登り道となり、両脇はお土産物屋や宿屋などが店を 連ねており、こま参道と呼ばれている。 民芸品や名物の大山豆腐など魅力的な品々に目を奪われる。
こま参道終点が大山観光鉄道の大山ケーブル駅となる。 駅舎前には、乗車待ちの列ができている。
大山ケーブルも終夜運転。 しかも10分間隔程度のフル稼働となっており、 すぐに乗車できたものの満員での運行となる。 大山での満員は、人混みタイミングがずらせない 公共交通機関利用者の宿命だろう。
大山ケーブルで約6分、阿夫利神社駅に到着。 駅舎内のテーブルを使わせて頂き、夜間登頂装備に切替。 下社から山頂までは登り一辺倒となるため、 昨年は厚着で個人的には大汗をかいたことから、 上着のダウンジャケットを脱いで薄手のフリースへ。 夜間登頂必須となるヘッドライトも準備。 手袋も必須。よろけた時など怪我をしないためにも。
準備完了後、下社へ。 駅と下社は直ぐそばにある。 下社参りの後、脇の登山口へ向かう。
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夜明けが近づき、徐々に明るくなる |
下社の大山登山口は、木製の門と鳥居で囲われている。 信仰の対象となる大山だけあり重厚さが漂う。 門と鳥居をくぐると、長く続く石段となっている。
ここからは、灯りは一切ないので、手持ちのヘッドライトと 少なからず山歩きしてきた経験だけが頼りとなる。 しかし、同じく山頂を目指す人々が途切れなく登り、 途中は渋滞の様な感じにもなるので、夜間登山初心者でも 不安になることはない。
で、夜間登山なので登山中の画像記録はなし。 下社登山口から山頂の本社までは、ほぼ登り一辺倒。 そこで、大山の夜間登山でよく見かける人々をご紹介。
・勢い込んで最初の石段を一気に登る若者 → 石段を登り切った時点でばてている。引き返すこと多し。 ・ライトを持たずに登る人々 → 最初の石段を登り切った時点で無装備を思い知る。 → 但し、灯り持ちの人に付いて登る勇者も多数見かける。 ・ビジネスシューズで登る方々 → 革靴、痛みますよ。 ・レディスブーツで登る方々 → ある意味、凄いテクニック。その無謀な勇気に感嘆。 ・街中ルックの軽装で登る方々 → 風邪ひくよ。 → ヒール付きの靴や一般的なスニーカーでは転ぶよ。 → 手提げカバンは止めた方が… 手塞がりは怪我のもと。 → 頼りの相方がと一緒でも、自分で身を守るのが山の基本。
老婆心的な事になってしまったが、 標高1,252mと低山の大山とは言え、あまり甘く見てしまうと 怪我をしてしまう。何より見ていてこっちがヒヤヒヤするので。
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平成22年 雲間から御来光 |
下社登山口より阿夫利神社本社のある大山山頂までは 約1時間半程度の道のり。 登山道は真っ暗だが、時折垣間見える街の灯りが 無数の星の様に見えて綺麗だ。
登山中の6時を過ぎると徐々に明るみ始める。 日の出までは、まだ少し時間があるものの足も早くなる。
6時半頃に山頂到着。 今年も去年同様に山頂は人で溢れていた。 お参りは後にして(と言うか、人が居座り参拝が難しい)、 御来光を拝む場所を確保する。 今年は、若干木の枝がかかる場所ながら、なかなかの位置。
そして御来光。 今年は、丁度のタイミングで雲が手前に流れて来て 雲間から初日の出を拝むことになった。 それでも、なんだかんだで少し感動的。 新たな一年の始まりを山頂と御来光で迎えられる。 心の中の空気も入れ替わった気分で、とても気持ちがよい。
今年も一年、色々と旅できれば良いなとも思ったりした 大山山頂、御来光となった。
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【タイムテーブル】
■場所 | ■着 | ■発 | ■備考 |
新宿駅 | 02:36 |
小田急 臨時各駅停車 片瀬江ノ島行 丹沢・大山フリーパスAキップ利用 (新宿発は\2,140) |
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相模大野駅 | 03:35(頃) | 03:46 | 小田急 大野始発の臨時各駅停車 小田原行に乗換 |
伊勢原駅 | 04:15(頃) | 04:20 | 神奈川中央交通 伊10 大山ケーブル行 |
大山ケーブルバス停 | 04:45(頃) | 04:45(頃) | こま参道を通り大山ケーブル駅へ |
大山ケーブル駅 | 04:55(頃) | 05:00 | 大山観光鉄道大山鋼索線 |
阿夫利神社駅 | 05:06 | 05:15 | 駅舎にて夜間登山装備の準備 |
阿夫利神社下社 | 05:17(頃) | --:-- | 下社にて登山の安全祈願 |
下社登山口 | --:-- | 05:20 |
登山途中、幾度か水分補給のみの小休止。 座り込むと汗と寒さで体調不良になるかも。 逆に寒い為、水分補給は怠りがち。 |
大山山頂 | 06:30(頃) | 御来光は6:50頃 | |
平成22年の情報です。 各社の新年臨時ダイヤは毎年変わるので要確認のこと。 下山は、高取山・念仏山・吾妻山経由にて鶴巻温泉へ。こちら を参照。 |