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概要

■日時   : 平成18年10月21日(土)

■目的   : 多摩川下り(上流)  (都区内から奥多摩方面へ向かう行程を含む)

■奥多摩方面行程   :拠点 - 目白駅 - (目白通り・新青梅街道経由) -  東村山運動公園 - 

くめがわでんしゃとしょかん - 上北台駅 - 横田飛行場 - 羽村市動物公園 - 青梅市交通公園 - 東青梅駅 - 

(赤塚不二夫 シネマチックロード経由) - 青梅駅 - 多摩川 万年橋

 

■多摩川下り : 万年橋 - 釜の淵公園 - 青梅市郷土博物館 - 羽村取水所 - 日野橋

■関連企画  : 多摩川下り(中流)多摩川下り(下流)

 

行程メモ 都区内→奥多摩方面

 

多摩川上流沿岸に出ている水道局の警告

 

今回の企画も、運動不足の軟弱質なウチにとって

体力的に危ない…

 

大型川企画、今回は「多摩川」を攻略。

 

多摩川は、首都圏の山梨、神奈川、東京を流れる一級河川で

多摩川水系の本流。東京の人間には、東京国と

神奈川国との国境(県境)との認識されております。

 

最上流の水源は、笠取山から始まります。

「多摩川」という名称になるのは、小河内ダムより下流域です。

 

青梅より上流は、道はあれど山中なので通常の自転車では

困難、と言うより、都区内から自転車で向かうには1日では

距離的に厳しいため、日帰りギリギリのラインで青梅を

出発地点に設定。

 

奥多摩方面に向かう際には、川沿いではなくて、

新青梅街道を利用。たいぶ寄り道してるので、

時間がかかってます。

 

杉並区立 井草森公園

 

都内から青梅方面には、幾つかルートが考えられますが、

今回は、拠点近くから延びているその名も「新青梅街道」を

利用します。

 

拠点を8:30頃出発。

JR山手線目白駅前を通過して目白通りを西落合方面に。

西落合一丁目交差点に9:10頃到着。

この交差点は、新目白通りの合流地点であり、また新青梅街道の始点になります。

 

久しぶりの自転車で、早くも体調が崩れつつも、先を急ぎます。

最初の休憩地点は、通り沿いの井草森公園。9:40頃着。

併設して清掃局の杉並中継所があり、でっかい収集車が

頻繁に出入りしてます。

 

東村山運動公園 D51 684号機

 

5分程度の休憩の後、再び上流を目指して新青梅街道を

進みます。

 

新青梅街道は、地図上ではほぼ直線で

走りやすそうなのですが、実際には、都心部を離れると

地方街道同等に段々と自転車にとっては厳しくなります。

車道は大型車が通り、路肩にはアスファルト片やゴミが多く、

歩道も細かったり凸凹で走り難いです。

 

そんな道を目的地に向かって無心で走ること約1時間、

小平霊園付近で街道から脇に逸れて東村山運動公園へ。

東村山運動公園に11:00頃到着。

ここで休憩です。D51 684号機とも対面。

 

くめがわでんしゃとしょかんの元西武クハ1150号

 

10分休憩の後、東村山運動公園を出発。

西武新宿線久米川駅付近で新青梅街道に戻る。

 

府中街道との交差点を通過、西武国分寺線のガードを

くぐった所でまた寄り道。

 

街道沿いにある大規模アパート住宅群内に入り、

「くめがわでんしゃとしょかん」へ向かいます。

この図書館、名称からも分かる通り、電車車体を利用しており、

かつて西武鉄道で活躍した旧101系クハ1150号を利用して

います。状態は良好です。

 

 

多摩都市モノレール 上北台駅

 

図書館寄り道後、再び新青梅街道に戻ろうとアパート住宅群内

を抜けたところ、なんと西武多摩湖線路線に阻まれて

先に進めず。

どうやら、新青梅街道もいつのまにか高架道になっており、

進路を阻まれて困ったことになる。

 

踏切なども無さそうで、仕方なく近くに発見した線路を跨ぐ

歩道橋を渡る。階段のため自転車を持って上がるのは辛い。

歩道橋を渡った先は、東村山中央公園となっていた。

進路を修正して、今度こそ新青梅街道に戻り進む。

 

しばらく走ると、左手に多摩都市モノレール上北台駅が見える。

 

羽村市動物公園 C58 395号機

 

11:50頃に上北台駅を左手に過ぎて、なお新青梅街道を進む。

JR八高線の下をくぐり抜けると、横田飛行場の滑走路誘導灯

先端部を通る。

 

近くの瑞穂宿西交差点で、再び寄り道するため街道を離れる。

都道163号線経由で12:50頃に羽村市動物公園へ。

 

休日の動物公園には、親子連れで一杯。

昨今の御時世、男1人入園するのは勇気がいるが、

C58 395号との対面のため入園。そして無事に対面。

 

13:10頃に羽村市動物公園を後にし、公園前の道を

青梅方面へ進む。左手に日野自動車の工場を見ながら進み、

一旦青梅街道を越えて青梅市交通公園へ。

 

青梅市交通公園は、たまたま地図を見ていて見つけたので

興味本位で急遽寄った施設。

鉄道関連の保存は無く(コンクリート製の汽車と線路・踏切有)

子供に交通ルールを教える普通の交通公園でした。

 

JR青梅線 東青梅駅

 

青梅市交通公園を後にして、JR東青梅駅前へ移動。

青梅線線路沿いに進むと住江町商店会へ。

この通り、赤塚不二夫シネマチックロードと名付けられており、

道の左右の家々に往年映画の宣伝看板が再現されている。

道の中程には、青梅赤塚不二夫会館と昭和レトロ商品博物館

がある。今回は時間の関係で通過したが、いずれ訪れたい

施設の一つです。

 

そんな商店街通りを進むと青梅駅前交差点へ。

この交差点から駅前までは、距離わずか95mながら、

東京都道196号青梅停車場線と立派な名前が付いている。

 

そんなわずかな都道を通り青梅駅へ。

14:00頃、青梅駅着。

都区内を出て五時間半。奥多摩地域への登り道を、

休憩もそこそこに先を急いで来たのでさすがに疲労を感じる。

 

JR青梅線 青梅駅

 

青梅駅前は、休日ともあって結構な人々が出ていた。

あまり落ち着けないので、コンビニで飲料補給の後に出発。

 

今回の本来の目的であるスタート地点に向う。

スタート地点に辿り着くだけて相当へばっているが、

それはいたしかたない…

 

線路沿いの裏道を使い進むが、疲れからか曲がる場所を

通り越してしまう。本来なら青梅市民会館付近で裏道を出て、

国道411号を多摩川方面に進むはずが、通り越してしまう。

軌道修正のため岡崎商店前の交差点を川方面に曲がるが、

住宅街に迷い込む。この辺、川沿いの斜面が住宅地に

なっており、地図では確認出来ない急坂地帯。

どうにか国道411号に出て軌道修正するも、最後に取って

おいたパワーを使い切る。

 

国道411号の下り道を惰性で進み、ヘロヘロで多摩川に合流。

スタート地点の万年橋へ到着する。

 

橋から眺める光景を見て、僅かながら気力が回復。

その光景は、決して都心では見られない。

ここも都内と言うこと思うと、何故だか小学校の社会の授業で

習った東京の豊かさを知る的な教室の光景が思い浮かんだ。

 

駅前の昭和的雰囲気と疲れからの郷愁感だろうか…

しばらく橋上で感慨に耽りながら、多摩川下りへ取りかかる。

 

 

 

行程メモ 多摩川上流 (万年橋) → 多摩川中流 (日野橋)

 

下りスタート地点の旧万年橋記念碑

 

今回の本題、多摩川下りのスタート地点に設定した万年橋。

かつてはアーチ橋だったらしいが、現在は架け替えにより、

その姿は見られない。その面影を伝えるべく、青梅駅と対岸側

に旧万年橋の支承等が展示されている。

 

今回は川下り企画と言うことで、なるべく川沿いに進むべく

ルートを検討。しかし、上流部は河川に沿った道路が少ない。

万年橋では、記念碑側から再度橋を渡り、川に近い斜面の

住宅地内を進む。

 

しばらくすると、再び川と合流。柳淵橋が架かっている。

柳淵橋は、釜の淵公園に入るための人道橋となっている。

柳淵橋を渡橋して釜の淵公園内へ。

園内は、緑地や河川敷が整備されている他、

青梅市郷土博物館などの施設もある。

 

歴史物に興味があるうちとしては、計画していなかったものの

青梅市郷土博物館に寄り道してしまう。何と言っても入館料

無料は嬉しい。展示内容もこぢんまりながらしっかりしており、

なかなか興味深く拝観できた。

博物館以外にも、旧宮崎家住宅と言う藁葺きの古民家など

が重要文化財として保存されており、結構見所がある。

 

下奥多摩橋からの眺め

緑豊かな雰囲気ながら、反対側からは

マンションの林立が眺められる…

 

釜の淵公園内で予想以上に寄り道してしまった後、鮎美橋を

渡橋して釜の淵公園を出る。鮎美橋も前の柳淵橋同様に

公園に出入りするための人道橋となっている。

 

鮎美橋から次の橋までの間、川沿いに進める道が見当たら

ないので、近くの道を探して進み調布橋へ出る。

調布橋周辺は、すでに住宅地域となっており、周辺はマンション

などが建っている。調布橋も何度か架け替えられているらしく、

かつての橋についてのレリーフが埋め込まれている。

 

調布橋から次ぎの下奥多摩橋間も川沿い道がないので、

近くの住宅街を通り抜けて進む。

下奥多摩橋に到着して、橋上から河川敷を見下ろす。

川面は深緑をしており、渓谷の様相も垣間見えるが、

目線を少し上に上げると、近場にはマンションが林立する

と言う、何とも言い難い景色。

 

河辺東交差点付近からの眺め

 

下奥多摩橋から次の多摩川橋(国道468号、首都圏中央連絡

自動車道)間は、例の如く川沿いに道が無いため、近くの起伏

がある住宅地帯を走る。結構急な坂道を上りきり、新奥多摩

街道と(旧)奥多摩街道が合流する河辺東交差点に出る。

丁度山のてっぺんみたいな感じで、交差点近くからは、眼下に

多摩川と河川敷に広がる野球場が見られる…

 

て、河川敷に野球場…

企画終了後、付近の地図を見返すと、どうやら、急坂を上らず

とも、坂手前を川の方へ曲がれば河川敷に出られて模様。

多摩川の堤防とその河川敷はこの辺から始まっている。

と言っても、当時はその様な情報をハンディ地図から読みとる

事ができなかった…

 

羽村堰の玉川上水取水口

(手前が玉川上水、奥手が多摩川)

 

交差点付近から、遠望に大きな圏央道多摩川橋を見ながら、

奥多摩街道を進む。川の方向への下り道となっている。

 

小作坂下交差点進行方向右に曲がると、多摩川橋(東京都道

249号福生羽村線、吉野街道)に出られるが、河川敷に出られ

るか不明だっただめ、小作坂下交差点直進、さらに先に進み、

間坂交差点を右に曲がる。碁盤の目上の地域を少し進むと、

念願の多摩川河川敷・土手道に合流。

ちなみに出てきた付近には、河川敷が宮の下運動公園として

整備されていた。

 

これからは、夜が訪れるまで土手道や河川敷道を進む。

左手に羽村市水上公園という施設(プール)があったりしながら

土手道を進み、再び奥多摩街道と合流。少し川沿いに街道を

進むと川側に渡れる。この渡った川は、多摩川ではなく、

玉川上水。ここは、東京都水道局羽村取水所となっており、

多摩川には羽村堰が設けられている場所。 

周辺は、公園として整備されており、玉川上水の開削を

請負ったらしい玉川兄弟の像などもある。

 

拝島水道橋(多摩川横断水道橋)

 

 

羽村堰にて休憩の後、再び土手道を進む。

堰の直ぐ下手にある羽村堰下橋を通過して進み、羽村大橋へ。

羽村大橋を下から眺め通過。標識によると、この付近で河口

から約53km地点の模様。この時点で、16:00。

夜が近づいてきているので、なるべく急いで進む。

次の永田橋、多摩橋を通過してJR五日市線多摩川橋梁へ。

残念ながら都合良く五日市線が通過しないので撮影は

諦めて先に進む。

 

睦橋を通過した付近から、多摩川緑地福生南公園内を抜け、

昭島市立水鳥公園へ至る。付近には農業用水用の昭和用水

堰もある。さらに進むと、水道管橋の割には贅沢な構造をして

いる拝島水道橋(多摩川横断水道橋)が現れる。

 

八高線列車衝突事故当時の車輪

 

河川敷から土手に上がったり下がったりをしながら道は続き、

国道16号・東京環状の拝島橋を通過して、八高線多摩川橋梁

に至る。しばらく休憩がてらに待ってみると、鉄橋通過音が

響き始め、八高線209系3000番台が通過。

列車を見送った後、再び河川敷から土手道へ登る。

土手道上には、昭和20年8月24日に発生した八高線列車衝突

事故時の車輪が展示されている。

 

夕闇に包まれつつある中、次は東京都道59号線の多摩大橋を

くぐり通り、JR中央本線多摩川橋梁へ。

通過する中央線の窓灯りが眩しい。

 

先に進むと、残堀川との合流のため、ルートは一旦残堀川に

沿って逆進し、残堀川を渡って再び多摩川合流地点へ。

付近には、東京都道149号線と多摩都市モノレールが通る

立日橋が架かっている。

 

立日橋通過後、日野橋へ。

丁度、日野橋で土手道から国道20号線甲州街道に合流。

時刻は17:20分頃。周囲は暗く、街灯のない土手道走行は

困難な時間になったため、今回はここで一旦終了。

甲州街道に沿って新宿方面へ向かい撤収する。

 

続きは、多摩川下り(中流)を参照。

 

タイムテーブル

場所 備考
【多摩川上流方面へ】      
拠点   08:30 目白通り経由
西落合一丁目交差点 09:10 09:10 新青梅街道
井草森公園 09:40 09:45 休憩
東村山運動公園 10:50 11:00 休憩、D51 684号機と対面
くめがわ電車図書館 11:20 11:25 旧101系クハ1150号と対面
上北台駅 11:50 11:50 多摩都市モノレール
羽村市動物公園 12:50 13:10 入園料大人\300、C58 395号と対面
青梅市交通公園 13:25 13:30 特筆すべき鉄道関連物はなし。
JR東青梅駅 13:40 13:40 シネマチックロード経由青梅駅方面へ
JR青梅駅 14:00 14:05 飲料補給
万年橋 14:15    
       
【多摩川下流方面へ】      
万年橋   14:20  
柳淵橋 14:25 14:25 人道橋、鮎美橋に至るまでに釜の淵公園内見学
鮎美橋 15:00 15:00 人道橋
調布橋 15:15 15:15  
下奥多摩橋 15:20 15:20 次に友田水管橋があるが、行程上見られずに通過
河辺東交差点 15:35 15:35

次の多摩川橋(圏央道)は遠望で確認

多摩川橋(都道)、管理橋の2橋は行程上見られずに通過

東京都羽村取水所 15:55 16:00 休憩。羽村堰、玉川上水、羽村堰下橋などあり
羽村大橋 16:05 16:05  
永田橋  16:15 16:15  
多摩橋  16:20 16:20  
JR五日市線多摩川橋梁 16:23 16:23  
睦橋  16:26 16:26  
拝島水道橋  16:35 16:35 付近に昭和用水堰
拝島橋  16:38 16:38  
JR八高線多摩川橋梁 16:45 16:45  
多摩大橋  17:00 17:00  
JR中央本線多摩川橋梁  17:10 17:10  
立日橋  17:15 17:15  
日野橋  17:20   甲州街道に合流。一旦帰路へ。続きはこちら

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