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概要

■日時     : 平成18年4月15日(土) 〜 4月16日(日)  15日:晴れ時々曇り  16日:曇り(銀河線乗車中)

■目的    :北海道ちほく高原鉄道 完乗

■関連企画:幸福・愛国駅跡訪問日本最東端駅訪問

■行程     :4月15日  とかち帯広空港 - 幸福・愛国駅跡訪問 - 帯広 - 池田 - ちほく高原鉄道経由 - 北見 

               4月16日 北見 - ちほく高原鉄道経由 - 池田 - 根室 - 東根室 - 根室 - 釧路 - 釧路空港 

 

 

行程メモ 1日目

 

帯広駅前

 

平成18年4月20日の運転をもって北海道唯一の第三セクター

路線である「北海道ちほく高原鉄道」が廃止。残念すぎる…

 

私鉄乗り尽くしを目指す身としては、今しかないと思い立ち

急遽設定した特別企画。ついでの関連企画もあり。

 

まずは、JAL1151便にてとかち帯広空港へ。09:35着。

空港連絡バスを利用して幸福駅下車。

この辺は、関連企画「幸福・愛国駅跡訪問」を参照。

 

駅跡訪問後、JR帯広駅へ。13:29着。

 

帯広駅  ちほく車両       JR車両と連結運転

 

帯広駅にて「銀河GOGO切符」購入。

帯広-北見間の往復で\6,500。4日間有効。

 

帯広駅1番ホーム 13:54発 2551D 根室本線普通 池田行。

この列車、帯広-池田間をJR車両とちほく車両を連結して走る。

 

池田でJR車両を切り離し、ちほく高原鉄道ふるさと銀河線内を

快速銀河として走る。池田駅で乗り換えしなくて良いので便利。

 

4/15は廃止直前の土曜で、記念乗車の人が溢れていた。

それを見越して、通常1両のちほく車両が2連に増結。

 

定刻に満員で発車。

時間がなく、帯広で豚丼が食べられなかったことが惜しまれる。

 

足寄駅 2番ホーム

 

池田駅 14:23着。

JR車両を切り離す。

 

引き続き、CR70-7に乗車したまま、14:42発。

北海道ちほく高原鉄道  ふるさと銀河線 140.0Km 北見までの

第3セクター最長路線の旅、開始。

より一層乗車率が上がる。

 

まずは、足寄駅で途中下車。15:25着。

足寄駅は、2面2線で跨線橋もある今時な駅舎。

利用者も多そう。

 

足寄駅に入線する上り列車。展望塔より

 

足寄で下車したのは、

上り 足寄16:38着の列車を展望塔から見てみたかったため。

 

足寄駅は、あしょろ銀河ホール21という道の駅でもあり、

なぜだか9階建て相当の展望塔(時計台)がある。

その名も「千春ありが塔」らしい。

足寄が松山千春の出身地だからの様だ。ギャラリーも併設。

ファンには是非足を運んでもらいたいと思う。

 

上り到着まで時間があるので、併設喫茶店で軽食。

街歩きするには時間がなさそうなので駅前のみ。

まさに街の中心にできた駅と実感できる典型的駅前構造。

 

上り時刻になり展望塔へ。階段で息が切れる。運動不足実感。

定刻通り上り列車到着。3連で運転。良い眺め。

 

訓子府駅。下りホームから上り列車を見送る

 

足寄駅 17:14発の下り普通に乗車。1両運転。

途中、愛冠や西一線など色々な意味で魅力的な駅を通る。

また、陸別や置戸など街の中心駅も通る。

 

列車は、陸別で上り交換待ち。

陸別も道の駅併設で、2階は宿泊施設。

列車内で話をさせて頂いた方は、本日そちらに泊まるとのこと。

ベテランの列車旅の方で、良い話を伺えた。

 

日が段々と落ちる。両側を林に囲まれた路線を訓子府へ向けて

走る。車内でうとうとと眠くなる。列車旅最高の時間。

 

訓子府18:52着。

 

訓子府駅舎。駅前はロータリーになっている

訓子府駅も街の中心。「くるねっぷ」という愛称。

農業交流センターが併設されている。

 

駅舎を見学しつつ、上り19:23発の列車を見送る。

 

上り列車発車後、下りが到着するまで約1時間あるので、

訓子府温泉保養センターへ行ってみる。

徒歩で移動。片道約15分程度。

詳しくは、温泉関連のページに記載。

北見駅。999ホワイト号

テールライトを残して夜の闇の中へ

 

温泉でのんびりし過ぎて、慌てて訓子府駅に戻る。

 

訓子府駅20:33発、普通北見行きに乗車。

この列車はラッピング車両で運用。

運用計画は当時ちほく高原鉄道のホームページに掲載されて

いたので参考にさせて頂いた。

 

ラッピング車両は、2両ある内の「999ホワイト号」。

松本零士氏のイラストでメーテルや鉄朗が描かれている。

 

下り終着駅 北見。定刻20:55着。

999ホワイト号が操車場に戻るのを見送る。

今更だが、999の様に永遠に走り続けてもらいたかった。

 

1日目は北見泊。うわさの東横インに泊まる。

現場は、とても良い感じのスタッフ陣。部屋も満足。

 

【メモ】

ラッピング車両は、陸別-川上間で予定されている観光列車と

して運用される様だ。(有)銀河の森が運用。

 

 

行程メモ 2日目

北見駅全景。右が北海道ちほく高原鉄道本社。

05:30。早朝の北見駅前。

北見駅始発の置戸行き乗車のため早起き。

 

まず、北海道ちほく高原鉄道の本社へ。

と言っても、北見駅の右隣。さすがにまだ営業していない。

 

今日は、北見から池田まで前日の逆を辿る。

前日は、後半区間が暗闇の中をであったので、

是非日中の車窓風景を体験したかった。

北見駅。CR75-101

北見駅に始発列車が入線するのを見る。

CR75-101が来た。ちほく高原鉄道が最後に導入した車両。

イベント仕様車でロングシート。

他のCR75同様に飲料自販機を搭載。

 

北見 6:02発。

始発にもかかわらず座れない程の乗車率。

 

後部運転席横の窓より流れゆく車窓を見る。

 

 置戸駅構内にて

置戸 6:38着。

連絡している置戸発池田行きに乗車。

車両はCR70-6。

 

置戸 6:41発。

ホームが隣同士で線路を渡れば乗れるので、接続時間が3分

あれば十分だが、記念撮影とかと思うと時間が足りない。

 

置戸は林業で有名らしい。

駅舎は銀河線で一番豪華との噂。

車内から足寄駅を見る

列車はひたすら池田を目指す。

車窓は、雪残る林を抜け、雪解け水で流量豊かな川を

繰り返し渡り、北の大地を思わせる冬枯れの直線路を進む。

途中ある無人駅も、それぞれ魅力的で味がある。

春間近の曇り空、寂しさ漂うが列車旅として満足できる

車窓風景を堪能できた。

 

前日降りた足寄駅。下り列車と交換。

列車内から見える跨線橋の窓(線路頭上)には

「ありがとう  ふるさと銀河線」と掲示されていた。

高島駅で臨時列車とすれ違い

高島駅にて臨時列車とすれ違い。

臨時列車には「ありがとうさようなら ふるさと銀河線号」の

ヘッドマークを掲出していた。2両編成の運用。

どうやら沿線住民専用の臨時列車だったようだ。

池田駅3番ホームにて

高島を出発して様舞を通り池田へ。

ゆっくりとJR根室本線と合流。

ポイント通過時に終着駅に着く名残惜しさを感じる。

池田 8:46着。3番ホーム。

 

乗ってきた車両は、折り返しの普通北見行きになる。

 

池田駅はふるさと銀河線の起点駅。

ふるさと銀河線専用ホームと車庫

 

池田駅4番ホーム。

ふるさと銀河線折返しホームと車庫。

3番ホームの先にあり、駅舎から随分と離れた場所。

 

ホームの灯りは裸電球。屋根の梁も錆び付いて

いかにもという味わいを醸し出していた。上モノは…

(ホーム自体はしっかりしすぎている。)

 

以上で、北海道ちほく高原鉄道を往復完乗。

全長140.0Km(×2)の路線は乗り応えがあった。

車窓からの眺めにも富んでいる。

 

経営云々もあり、一概には言えないが、

廃線になるのが非常に残念でしかたがない。

 

この後、池田より根室を目指す

 

タイムテーブル

場所 備考
帯広 13:54 2551D 根室本線普通 池田行 (ふるさと銀河線 快速銀河)
池田 14:23 14:42 北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線 快速銀河
足寄 15:25 17:14 途中下車
訓子府 18:52 20:33 途中下車。訓子府温泉保養センターに立ち寄り
北見 20:55   北見泊
       
北見   06:02 普通置戸行き
置戸 06:38 06:41 普通池田行き接続列車に乗り換え
池田 08:46    

 

 

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