■日時   ：平成１８年９月２４日(日）晴  〜 ９月２５日(月)  晴

■目的   ：神岡鉄道、桃花台新交通完乗

■行程   ：９月２４日　23(土)夜行バスにて富山 - 富山市内周遊 - 神岡市街散策 - 高山 - 岐阜

              ９月２５日  岐阜 - 犬山遊園 - 上飯田 - 小牧 - 桃花台 - 犬山 - 新可児 - 名古屋 - 豊川稲荷 - 豊橋

高速バス(西武バス・夜行) 富山駅前にて

今回の企画は、06年9月30日で運行終了、

10月1日廃止の桃花台新交通(ピーチライナー)と、

06年11月30日で同じく運行終了、

12月1日廃止の神岡鉄道に乗車・完乗が主目的の企画。

当初は9月30日の桃花台新交通運行最終日に合わせて実施を

企画したものの、日程の都合により、１週間前倒しで実施。

企画に合わせて、富山ライトレール、富山地鉄市内軌道線、

名鉄各務原線、犬山線、モンキーパークモノレール線、

小牧線、広見線、豊川線の完乗を慣行。

今回は、月曜有給もとって準備万端で挑みます。

関連企画で訪れた富山城址公園

一番目の行程は、23(土)23:00発の高速バス。

当初はもっと早く出発を目論んでいたが、工程上の時刻調整が

上手く行かなかったため、夜中に富山へ移動、富山では朝一

で行動を開始すると言う、いつも通りの強行行程に。

池袋サンシャインプリンスホテル高速バスのりば 22:30着。

夜中、母校の豊島自動車練習所前でバス待ち。

初の夜行バス乗車。事前に予約したものの、本当に乗車できる

のかと少々ドキドキ。

定刻23:00少し前にバスが到着(西武バス)。

パウチャー(乗車券)を運転士に渡して名簿と照合。

無事に名前記載があり乗車する。

続行便(2号車)のため、室内は2-2列の座席配列で通常の観光

バスと代わり映えはない。各座席にブランケットが置いてある。

1号車は、1-3列仕様になっているらしい。高速バスも予約は

早めの方がお得のようだ。運賃は池袋-富山 \7,340。

池袋-富山線は、西武バスと富山地方鉄道の共同運行便。

高速バスを甘く見ていたので利用者が多いことにびっくりした。

途中、高速パーキングエリアに何回か停車する。

車内は全員睡眠モード。座席がリクライニングできるとはいえ、

狭い上に隣りも座っている人がいるのであまり身動きもできず、辛い車中となる。ここでも夜行バスを甘く見ていた付けが…

富山駅前 05:30着。

車中から開放されるも、体のあちこちが痛い。

到着後、休む間もなく行動を開始。富山ライトレールの

富山駅北駅(電停)に向かう。

富山市内の行程は、関連企画を参照。

キハ120 - 350 富山駅３番ホームにて

富山市内周遊の関連企画終了後、

富山駅からJR高山本線で猪谷を目指す。

富山駅 10:31発

キハ120-350に単行に乗車。

たぶん同じ目的の方々を満載して富山を出発。

猪谷駅 11:15着

下車早々に目的の神岡鉄道と対面

既に多くの人達が車両周辺に群がっている。

撮るに撮れない状態なので、ふらふらと駅舎へ。

小さな駅舎で、駅前には列車代行バスが２台来ていた。

【メモ】

2004年の台風23号被害で2006年9月現在も高山本線の

猪谷〜角川は不通のため、同区間を代行バスが運行している。

神岡鉄道 おくひだ2号 猪谷駅３番ホームにて

神岡鉄道神岡線に最初で最後の乗車。

乗車車両は、KM-150形気動車151号、愛称「おくひだ２号」。

廃線まで２ヶ月近く間があるのに、車内は混雑。座席はほぼ

満席で、出入り口付近に立ち乗車の方も。

猪谷駅 11:26発

気動車独特の振動と音を残して、猪谷駅3番ホームを

ゆっくりと発車する。

神岡鉄道は、路線の約６割がトンネルrらしく、

別名「奥飛騨の地下鉄」と呼ばれていたが、

その所以は、やはり乗車して体感しないと分からないものだと

思った。ホントに山間を抜けて走り、トンネルが多い。

そして、トンネルを抜けた時に広がる風景がまた美しい。

奥飛騨温泉口駅 11:57着

旧神岡町(現飛騨市)散策は、関連企画へ。

神岡(林タバコ)バス停にて

神岡の町を散策の後、次の目的地に向かうべく、

神岡(林タバコ)バス停を探す。

当初は、神岡鉄道で猪谷へ戻り、高山本線で高山に

向かいたかったが、高山本線が全通していない状態で

上手く時刻調整ができず困っていた。

困った時のバス路線、調べてみると神岡市街から高山方面へ

のバスがあることを発見。事前に時刻を調べたものの、

バス停位置は未確定だったので探索することに…

神岡城から町の中心へ移動し、あたりを付けた付近を探索。

山田川付近に神岡バス停を発見。

住宅地のタバコ屋さん(店内でお菓子なども売っている)前に

昔ながらのバス停がポツンと置いてあった。

土地勘無いので、バス停探しはヒヤヒヤものだった。

濃飛バス神岡線　高山濃飛バスセンター行きに乗車

神岡(林タバコ)バス停 15:55発

高山濃飛バスセンター 17:15着

近くの公園に静態保存されているSL19648号を見学の後、

JR高山本線で岐阜へ向かう。

高山駅 18:31発

普通列車で美濃太田へ。 20:58着。

美濃太田で接続の岐阜行き普通に乗車。

美濃太田 21:03発、岐阜 21:40着。

１日目は、岐阜駅から徒歩約10程度にあるホテルに投宿。

大変な行程だったが、充実した１日目だった。

名鉄7000系 名鉄岐阜駅6番ホームにて

行程２日目。早朝6:50頃から行動開始。

宿泊地近くの梅林公園へ D51 470 と対面しに向かう。

宿泊先のホテルで自転車を貸して頂けたので、

予定していたよりも行動が楽になった。

自転車返却の後、ホテルで朝食を摂り名鉄岐阜駅に向かう。

岐阜駅でまる乗り1DAYフリーきっぷ \3,000- を購入。

名鉄岐阜駅 8:12発

名鉄岐阜駅より各務原線で新鵜沼へ。

普通犬山行きに乗車。車両は、7000系パノラマカー。

旧型車両とはいえ、パノラマカーを普通車に使うなんて、

なんと贅沢なと関東人は思ってしまう。

新鵜沼駅 8:44着

各駅停車ながら、パノラマ運転を満喫。

各務原線完乗。犬山線直通であったが、一旦新鵜沼で下車。

犬山遊園駅。犬山線ホームより

新鵜沼駅を見学の後、犬山線にて隣り駅の犬山遊園に移動。

新鵜沼駅 9:06発、犬山遊園駅 9:07着。

犬山遊園で、名鉄モンキーパークモノレール線に乗り換え。　

犬山遊園駅 9:20発

始発に乗車。何故だか運良く2連運転に乗車。

車両外観は歴史を感じるごつい形態をしている。

個人的には、なんとなくゴリラを連想…

車内は以外と横幅もあり広々としており、観光路線なので

シートカバーなのもかわいいサルイラストになっている。

犬山遊園を出発すると、途中成田山駅を通り終点の

動物園駅に到着。所要時間わずか約3分の短い路線。

路線は短いながら森を抜けたり、成田山駅付近は広々した

高架空間を抜けて走るなど乗り応えがある。

動物園駅で、切り離し作業など見学の後、再びモノレールに

１人乗車して犬山遊園駅に戻る。往復完乗。

【メモ】

通称犬山モノレール。昭和37年に運行を開始。

日本初の日立アルウェーグ式モノレール。

車両はMRM100形(先頭車)とMRM200形(中間車)の

3両編成が2本ある。(101-201-102, 103-202-104)

路線距離は約1.2Km。

この路線の実績が東京モノレールなどに活用されている。

犬山駅にて出発待ちの名鉄300系

犬山遊園に戻り、再び犬山線に乗車して隣り駅の犬山駅へ。

犬山遊園駅　10:17発、 犬山駅 10:19着

犬山駅より小牧線に乗車。乗車車両は名鉄300系。

小牧線は、ほぼ全列車が名古屋市営地下鉄上飯田線直通に

なっているので、まずは終着の平安通まで乗車。

犬山駅 10:33発、平安通 11:08着

小牧線、名古屋市営上飯田線完乗。

市街地を走る路線で、何となく関東地方のJR南武線と

同じような雰囲気を感じた。（市街地なのにローカル感が…）

平安通駅で一旦下車の後、再び上飯田線に乗車して隣りの

上飯田駅へ。上飯田駅見学の後、小牧線で小牧駅へ移動。

小牧駅先端にあるループ線上を走行中の100系

小牧駅で本企画の目的である桃花台新交通桃花台線に乗車。

まずは、小牧駅のループ線を見学。4両編成の内、進行方向の

車両にしか正運転台がないため、終着駅では折り返し運転に

ループ線を利用して方向転換すると言う、珍しい運転形態。

見なければ…

名鉄線小牧駅で下車の後、ループ線のある方向へ移動。

ループ線をはさんで真ん中に都合良く歩道橋があったため、

歩道橋に陣取りピーチライナーの通過を見学する。

ループ線を見学後、実際に乗車のために桃花台線小牧駅へ。

ホームにはホームドアが設置されていた。

小牧駅 12:22発

新交通システムのため、車内はやや狭め。

全長約7.4Km、所要時間約15分。

桃花台東駅 12:37着

営業最終日も近く、記念乗車の方が比較的乗っていた。

桃花台ニュータウンまでの殆どが高架線で見晴らしは良い。

しかし、沿線はあまり開発されておらず、孤独な運行的感覚

もあった。

【メモ】

桃花台線の愛称は「ピーチライナー」と呼ばれていた。

小牧-桃花台東 \250

ピーチライナー車両基地

桃花台東駅で下車の後、駅周辺を散策。

当初は予定していなかった車両基地の見学に行ってみる。

車両基地へは徒歩移動で約10分。

車両基地のすぐ横が歩道になっているので、ファンにとっては

思った以上に良心的(?)な設計になっていた。

本社社屋や修理場があり、屋外には2編成が休んでいた。

車両基地見学後、再び桃花台東駅から乗車して小牧へ。

桃花台新交通桃花台線往復完乗。

開業から16年で幕を閉じることになった新交通システム。

その歴史に地域の様々な思惑 が垣間見えた。

名鉄広見線 御嵩駅舎

小牧へ戻り、再び名鉄小牧線に乗車して犬山に向かう。

ここからは、まる乗り1DAYフリーきっぷを活用して名鉄を

できるかぎり乗る企画。

犬山から名鉄広見線に乗車。

犬山駅 14:16 発

広見線は新可児駅でスイッチバック運転を行っている。

朝夕を除いては、直通運転がないので、

まずは、名鉄5700系に揺られて途中の新可児へ。

新可児駅 14:36着

連絡の御嵩駅行きは14:58発のため、駅前を散策。

新可児駅前は、ロータリーになっており、隣りにはJR可児駅が

ある。JR駅前に枕木式信号機が保存されていた。

新可児駅 14:58発

名鉄6800系に揺られて途中日本ライン今渡駅を通り御嵩駅へ。

御嵩駅 15:09着。

1面1線の駅で、すぐに折り返し運転になるので、急いで駅舎を撮影。昔ながらの風情ある終着駅の姿が印象的。

【メモ】

広見線の日本ライン今渡駅から歩いて20分程度の所に

名鉄資料館がある。要電話連絡の後見学可。

豊橋駅で折り返しの名鉄1000系

御嵩駅 15:13発。

到着から約5分で折り返し。

当初は次の列車を待とうと予定していたが、

先を急ごうと、思い直して慌てて再乗車。

新可児駅経由で犬山へ戻る。広見線往復完乗。

新可児から乗車の列車は、犬山線経由の内海行きなので、

犬山駅で乗り換えることなく名鉄名古屋へ。

名鉄名古屋 16:24着

犬山線完乗。

名鉄名古屋で一旦下車の後、名鉄名古屋本線にて

豊橋方面に向かう。

名鉄名古屋 16:28発

豊川稲荷行き急行に乗車。

国府駅で豊川線に入り豊川稲荷駅へ。

豊川稲荷駅 17:42着

当初の予定では、豊川線乗車は次の機会にしようと考えて

いたが、旅程を早めた関係で乗車可能に。

豊川稲荷駅で下車の後、ここはやはりあそこへは行かねばと、

豊川稲荷へ参拝。もう夕方で薄暗くなり、人気はない。

帰りは店じまい済みの参道商店街を通り豊川稲荷駅へ。

豊川稲荷から豊川線に乗車して国府駅で乗り換え。

豊川線完乗。名鉄名古屋本線に乗り換えて豊橋駅へ。

今回の企画は、豊橋が終着。

2日目は、時間前倒しで予定外の豊川線完乗もできたが、

少々詰め込み過ぎて疲労感も…。

充実ながらも帰りの新幹線では爆睡でした。